中枢末梢非同調症候群とは

 四大病理のうちの三つが見過ごされており、そのうちのひとつが〝中枢末梢非同調症候群〟の発生するメカニズムです。ガンや自己免疫疾患などの難病をはじめ、慢性疾患の多くに中枢(脳・脳下垂体)と末梢(内臓・器官・組織など)の非同調が絡んでいると考えられることによる名称です。

 中枢末梢非同調症候群は、科学や医学から生命の波動的活動が見落とされていることに関係しています。物理学で判明した光や電子などが波動と粒子の両面(二重性)をもつように、生命も波動的活動と粒子的活動から成り立っていることは自明ですが、医(医学・医療)にはこの視点がいまだありません。

 つまり医が見ているのは生命の粒子的活動の側面(調和面)のみです。医が生命の波動的活動の側面(秩序面)を見落としていることにどんな意味があるのか。未知の巨大な病理が存在し、ガンや難病などの慢性疾患の原因不明性を拡大し、治療や予防を困難にしていると言えるのです。

 中枢末梢非同調症候群をラジオを例に説明しましょう。ラジオを聞くことができるのは送り手(放送局)の発信する周波数に受け手であるラジオが同調しているからにほかなりません。生命も中枢と末梢が通常は同調して健康は保たれています。ラジオは周波数が固定ですからその放送局に限れば一度同調させれば良いわけです。ところが、生命は波動的活動による周波数が経年的に変化しているのです。

 それでも通常は中枢と末梢は同調しています。しかし同調しないとどうでしょう。不調や疾患に通じます。つまり中枢と末梢が同調しなくなって起こる疾患の総称が中枢末梢非同調症候群です。科学や医学から生命の波動的活動が見落とされていることに鑑み、ガンや自己免疫疾患などの難病をはじめ、かなり多くの慢性疾患に中枢末梢非同調症候群は当てはまると考えられます。

 では中枢と末梢の非同調はどうして起こるのか。遺伝子、ウイルス、細菌、過度のストレスや疲労、放射線、などのいずれかあるいはそれらの複合が要因として考えられます。中枢と末梢の非同調の視点を取り入れ研究すれば多くの難病克服の道が開かれるはずです。

 

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