バイオウェーブとは

 身心のコンディション変化を〝バイオウェーブ〟と称しています。エネルギーマップ状になっている生命場せいめいばバイオスターが運動することで生じる時系列的な変化を概念的にとらえたのがバイオウェーブ(Bio-wave)です。

 バイオスターおよび生命場に身体系と精神系があるように、バイオウェーブにも身体系と精神系があります。身体系のバイオウェーブを波(Physical-wave)、精神系のバイオウェーブを波(Mental-wave)と称しています。

 バイオウェーブはバイオスターの必然的な運動を基礎にしていますから、身心のコンディション変化であるバイオウェーブをとらえ予測することで病気予防や自己開発などに応用可能です。

 バイオスターの運動は人間同士共通ですが、バイオスターが運動する生命場は一人ひとり個性があるため、バイオウェーブも一人ひとり異なります。また生命場は環境で変化する要素をもち合わせていますので、それに応じてバイオウェーブも変化する要素をもっています。

 バイオウェーブは生命内部のメカニズムに起因するいわば好不調の波であり人生波です。これまで既存の中であえてあげるなら厄年や躍年に近いでしょう。しかし一人ひとり異なるという個性までバイオウェーブは踏まえたものです。

 バイオウェーブに似たものに〝バイオリズム〟があります。バイオリズムは科学的に認知されたものと、そうでないものとに大別されます。身体・感情・知性の三つが誕生日を起点に織り成すバイオリズムはそれぞれの定まった周期が一生変わらないのが前提です。

 しかし一生変わらないことを前提にしたバイオリズムは科学的には無理があります。例えば時差ぼけが起こったり解消したり、生理周期が不変でないことでも分かるように、バイオリズムは環境で変わるからです。

 バイオリズムは本来、地球環境のもつ日周や月周などのリズムに生命が同調する機能の表れなのです。対してバイオウェーブは長期では別とし短期では環境にほとんど左右されない生命の自立的な変化です。つまりバイオウェーブは経年的な身心のコンディション変化です。

 バイオウェーブは心電図や脳電図(脳波)のように機器を取り付ければ把握できるというものではありません。なぜなら、生涯レベルの変化だからです。もちろん、バイオウェーブの指標となるものを見つけ出し、それを何年にもわたってずっと測定し続ければ話はまた別ですが、現実にはほとんど不可能です。

 したがって、バイオウェーブはバイオスターと生命場の関係から概念的にとらえることになります。また、こうして前もってとらえるのでなければ予測には活用できません。

 バイオウェーブに当たる変化があることを先人は薄々感じてきました。厄年はそのひとつの表れです。ただ厄年は男女の違いを除くと画一的なのが欠点です。

 このため厄年は科学とは相容れませんが、科学や医(医学・医療)が厄年に近い変化が発生する病理を見過ごしていることにも留意する必要があります。つまり四大病理のうちの三つが見過ごされており、そのうちのひとつがバイオウェーブの発生するメカニズムです

 

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