脳バリアの風通しを良くしよう

 下図で示したようにヒトの大脳は内側から古皮質(植物的)・旧皮質(動物的)・新皮質(人間的)の三層に大別され、内層と中層の間に第一バリア、中層と外層の間に第二バリアがあるという仕組みにおおよそなっています。

注)三層に大別される人間の大脳の名称は上記の通りですが、内層を旧皮質、中層を古皮質と逆に称している研究者や学派も存在します。脳に関する専門学会はいま一度名称を整理統一すべきと思います。またここで大脳と称しているのは小脳と大別した語ですが、専門的には大脳に包まれた部位をさらに間脳、中脳、等々と細分化する呼び方もあり(それらを合わせ脳幹と呼称)、その場合は大脳を終脳と通常は称しています。
注)三層に大別される人間の大脳の名称は上記の通りですが、内層を旧皮質、中層を古皮質と逆に称している研究者や学派も存在します。脳に関する専門学会はいま一度名称を整理統一すべきと思います。またここで大脳と称しているのは小脳と大別した語ですが、専門的には大脳に包まれた部位をさらに間脳、中脳、等々と細分化する呼び方もあり(それらを合わせ脳幹と呼称)、その場合は大脳を終脳と通常は称しています。

 

 バリアの風通しが悪いと特に中層の旧皮質にストレスが溜まります。

 ストレスが溜まりひずみが大きくなると、ある時期に表面化し調子を崩すことが多いのです(地震が起こるメカニズムに似ています)。問題はある時期がいつなのかですが、ひとつはひずみが許容範囲を超えた場合です。

 そしてもうひとつが当方の発見したバイオスター(運動体)と生命場せいめいばの関係によって発生する身心のコンディション変化(バイオウェーブ)のうち、コンディションの低い時期です。

 これらの時期に調子を崩さないようにするには、脳バリアの風通しを良くすることが大切です。風通しが悪いとストレスが溜まってひずみが大きくなるからです。

 そこで脳バリアの風通しを良くする知恵ですが、自身の内面を見つめ、生命への気づきを深めることが第一です。生命中心の時間認識をもつことも気づきを深める一助になるでしょう。坐禅や自律訓練法、ヨガなどによる瞑想も脳バリアの風通しを良くし、ストレスによるひずみを小さくする効果があります。

 脳バリアの風通しが良いとひずみが大きくならないうちに表面化しますから、小さい変調はあっても大事に至らないことが多いのです。

 逆に脳バリアの風通しが悪いとひずみが許容範囲を超えるまで、あるいはコンディションの低い時期になるまで表面化しませんので表面化した時には重くなることが多いのです。

 脳バリアの風通しが悪いと例えば疲れていても反応が鈍くなります。これだと疲れていながら一見元気なことが多いですから、突然死などの危険が大きくなるのです。

 なお、身心のコンディションの低い時期は生命場の個性により一人ひとり異なります。ご連絡をいただければお一人ひとりに対処したいと思っています。