「認知症は気づきで防げ」

上記の見出しは認知症予防の標語を兼ねたものです。

アルツハイマー型をはじめとする認知症は加齢が最大の発症リスクと言われながら、加齢の本質的メカニズムは不明とされています。

このために認知症は有効な治療法のみならず予防法も確立していません。しかし治療はともかく、予防に関し当ウェブサイトは最も有力な情報を掲載しています。

自然運動である体内地動が加齢の本質的メカニズムと言えるからです。

つまり認知症を予防する核心は自然運動である体内地動への気づきです。当方が「認知症は気づきで防げ」を標語とし標榜するゆえんです。

認知症にならないよう、あるいは認知症を少しでも減らしたいと願うなら個人や組織を問わず「認知症は気づきで防げ」をぜひ標語にしていただきたいと思います。特に国をはじめ行政にはこのことを要望します。この標語が広がれば認知症が減る転機になると確信します。当方がこのことに気づいて約40年、効果は年々はっきり出ています。

認知症は知性に密接な疾患ですから、本質への気づきが予防に非常に重要なのです。

加齢と言っても年齢の数え方は実はひとつではありません。年齢は一般に暦に基づいて数えられています。これを暦年齢と言いますが、暦年齢はその指標が健康とは直接関係のない外部(太陽と地球の関係などとして)にあります。

ところが我々は体内に健康と直接関係する時間とその指標をバイオスターとしてもっています。

暦年齢は便宜的なものであり人間が社会生活を営む上では必要ですが、健康とりわけ認知症をはじめ疾患を予防する観点からすると、バイオスターによる年齢の数え方(生命内部の時間)が本質であり重要なのです。

当ウェブサイトは認知症に限定せず疾患全般に関する健康学ですから、ひとまず認知症はこのページまでとしますが、認知症にターゲットを絞ったページとしては以降に「時間認識に早く目覚めるほど軽減する認知症リスク」、「認知症予防は伝播する!」があります。

認知症は最も長期視点を要する疾患であり、予防にしても一朝一夕に研究成果が出るものではありません。この点、当方は認知症予防も視野に入れて約40年になります。

医科学や社会は心拍・呼吸・代謝など表面的な生命活動に目を奪われ、それを土台から支えている生命活動である自然運動すなわち体内地動を見過ごしてきました。超高齢社会に入りそのツケがいま、人々が認知症を十分に防げない事態として象徴的に現れています。だからこそ認知症は気づきによって防ぐことが重要なのです。

このように人類の歴史も視野に入れた気づきが認知症を防ぐのにとりわけ有力です。認知症は人類がいまだかつて経験したことのない高齢化にともなって増え深刻化している疾患だからです。

  

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